陸軍隈庄飛行場油倉庫・弾薬庫

今回の熊本地震に伴う戦争遺跡の被災状況の把握と対応は以下の通りである。 余震が収束しつつあった4月下旬に「くまもと戦争遺産フォーラム」参加8団体による緊急調査を各団体関係者充てにメールで依頼し、1週間程度で報告いただいた。 基礎資料は、2010年4月作成「県内戦争遺跡一覧表」の82項目・約300遺構である。 この報告を基に、本会で被災建物等を実見し、5月初旬に 地元紙熊日新聞で速報報道(この段階では7件)がなされた。 また、5月中旬に申請予定であった各種助成金事業を組換え、「熊本県内戦争遺跡・遺物被災レスキュー活動」とし隈庄飛行場油倉庫・弾薬庫測量と被災戦時資料収集とした。 被災状況の1次調査・集計報告(5月31日・28件)、6月3日には共同通信から被災記事の配信となった。 6月4日から隈庄飛行場油倉庫・弾薬庫の測量を開始し、その様子等はRKK熊本放送、KKT熊本県民テレビで被災戦跡のテレビ報道がなされた。 7月9日2次調査集計は終了、最終数は31件である。          (2016.11.26 第3回空襲・戦災・戦争遺跡を考える九州・山口地区交流会 髙谷講演資料から抜粋)

陸軍隈庄飛行場油倉庫・弾薬庫の調査

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